【ドッグフォト・クロニクル Vol.02】
本連載コラム「ドッグフォト・クロニクル」では、PREMIUM DOG PHOTOが考える『写真の価値』と『愛犬との豊かな暮らし』について、技術・文化・哲学の視点から紐解いていきます。
「うちの子」を最高のアートピースとして飾る贅沢
近年、日本の家庭でも、結婚式の写真やお子さんの七五三の写真をリビングに飾る光景が増えてきました。 とても素敵な変化です。
特に愛犬家の方々の「愛」は、時にそれをも凌駕します。 スマホケース、カレンダー、アクリルスタンド。 愛犬の写真を「アイテム」にして楽しむ文化は、すでに深く定着していますし、SNSを開けば、日々何万枚もの可愛い写真が投稿されています。
しかし、ここでひとつだけ、問いかけさせてください。
あなたが飾っているその写真は、部屋のインテリアを「格上げ」しているでしょうか?
もし、その写真が部屋の雰囲気を少し「生活感あふれるもの」や「ファンシーなもの」にしているのであれば、まだ「アート」としての写真に出会っていないのかもしれません。
今回は、愛犬の写真を「ただ飾る」だけでなく、「アートとして愛でる」ための新しい視点についてお話しします。
1. 「タイムライン」で消費するか、「壁」で所有するか
SNSに投稿された写真は、多くの「いいね」をもらいます。 それは承認欲求を満たしてくれる楽しいコミュニケーションであり、現代の必須文化です。
しかし、タイムラインは流れていきます。
今日の最高の一枚も、明日には過去のものとなり、デジタルの底へと沈んでいく。 これは情報の「消費」です。
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